「精神科看護師って、給料が安いの?」
「一般科から精神科へ転職すると年収が下がる?」
「精神科でも年収600万円以上を目指せる?」
精神科への転職を考えていると、給料はやっぱり気になりますよね。
こんにちは!トラパパ@サバイバルナースです!🐾
僕は看護業界で20年以上働き、これまで6回の転職を経験してきました。
現在は2施設目となる精神科病院で働いています。
僕自身の現在の年収は、夜勤を月5回ほどして約650万円です。
ただし、最初に一つ伝えておきたいことがあります。
「僕が年収650万円だから、精神科看護師は給料が高い」という意味ではありません。
反対に、
「精神科だから給料が安い」とも一概には言えません。
実際、僕が経験した2つの精神科病院でも、給料・賞与・昇給・各種手当には大きな違いがありました。
この記事では、
- 精神科看護師の給料は本当に安いのか
- 最新の公的データでは看護師はいくらもらっているのか
- 僕が精神科で年収約650万円になっている理由
- 同じ精神科でも給料に差が出る理由
- 精神科看護師が給料を上げるために確認したいポイント
- 給料だけで転職先を決めてはいけない理由
を、公的データと僕自身の実体験の両方から解説します。

「精神科=給料が安い」と決めつける前に、“精神科かどうか”より“どの病院で、どんな条件で働くか”を見てほしいです。
- 結論|精神科看護師だから給料が安いとは限らない
- 精神科看護師の平均年収はいくら?公的データから考える
- 日本看護協会の調査でも病院によって給与に差がある
- 現役精神科看護師の僕は年収約650万円
- 「精神科=給料が安い」と感じやすい理由
- 精神科1施設目と2施設目で、待遇はまったく違った
- 精神科看護師が給料を上げるために確認したい5つのポイント
- 求人票で確認したい12項目
- 給料が高い=いい病院ではない
- 精神科病院を選ぶなら、求人票に載らない情報も重要
- 転職するか決めていなくても、給与相場を調べるのはあり
- 🌟トラパパおすすめ看護師転職サービス3選
- 精神科看護師の給料についてよくある質問
- まとめ|精神科だから安いのではなく「どの病院を選ぶか」が重要
結論|精神科看護師だから給料が安いとは限らない

先に結論です。
精神科看護師だから給料が安いとは一概に言えません。給料は病院の給与体系・基本給・賞与・夜勤・手当・経験年数などによって大きく変わります。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、令和7年賃金構造基本統計調査をもとにした看護師全体の全国平均年収は524.7万円、平均年齢は42.1歳です。
ただし、これは精神科看護師だけを抽出した平均年収ではありません。
精神科看護師について考えるときは、
「看護師全体の公的データ」
と、
「個々の精神科病院の給与条件」
を分けて考える必要があります。
僕の場合は現在、年収約650万円。
看護師全体の平均年収524.7万円と単純比較すると約125万円高くなります。
しかし、僕には20年以上の看護経験があり、夜勤も月5回ほどしています。
地域や病院の給与体系も違うので、「精神科へ転職すれば650万円もらえる」という意味ではありません。
ここは誤解しないでください。
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「看護師」
精神科看護師の平均年収はいくら?公的データから考える

「じゃあ精神科看護師の平均年収はいくらなの?」
と思いますよね。
ここで注意したいのが、看護師全体の平均年収と、精神科看護師だけの平均年収を混同しないことです。
厚生労働省の最新データでは、看護師全体の全国平均年収は524.7万円です。
一方で、精神科病院には、
- 急性期
- 慢性期
- 認知症
- 身体合併症
- 児童・思春期
- 依存症
などさまざまな病棟があります。
さらに病院ごとに、
基本給、賞与、夜勤手当、昇給、各種手当、年間休日なども違います。
そのため僕は、「精神科看護師なら年収○○万円」と一つの数字だけで判断するのはおすすめしません。
平均年収は目安。実際の転職では、自分が候補にしている病院の給与条件を見ることの方が重要です。
日本看護協会の調査でも病院によって給与に差がある
日本看護協会の「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査」も参考になります。
勤続10年、31〜32歳、非管理職の看護師では、
- 平均基本給月額:25万2,450円
- 平均税込給与総額:33万9,979円
という結果でした。
税込給与総額には、通勤手当・住宅手当・家族手当・夜勤手当などが含まれます。
さらにこの調査では、病床規模が大きくなるほど基本給月額・税込給与総額が高くなる傾向も報告されています。
つまり、
「精神科か一般科か」だけではなく、「どの病院で働くか」でも給料は変わるということです。
参考:日本看護協会「2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査」
現役精神科看護師の僕は年収約650万円

ここからは平均ではなく、僕自身の実例です。
現在の精神科病院では、
- 年収:約650万円
- 月の総支給:約45万円
- 賞与:約5か月分
- 夜勤:月5回程度
- 夜勤手当:1回14,000円
- 残業:ほぼなし
という働き方をしています。
夜勤手当だけを見ると、
14,000円 × 月5回=月約70,000円
です。
年間で単純計算すれば約84万円になります。
もちろん夜勤回数は毎月完全に同じではありませんが、年収を考えるうえで夜勤手当の影響はかなり大きいです。

「求人票の“月給○万円”だけを見るんじゃなくて、その中に夜勤手当が何回分入っているのかまで見てください。」
現在の年収だけを見ると、最初から順調に給料が上がってきたように見えるかもしれません。しかし僕は、療養型病院で年収400万円未満だった時期や、転職によって年収が下がった経験もあります。これまでの職場ごとの給与を比べたい方は、男性看護師として20年以上働いた僕の年収推移も参考にしてください。
「精神科=給料が安い」と感じやすい理由
精神科では一般科と比べて、残業が少ない職場もあります。
これは働きやすさとしては大きなメリットですが、残業代が少なければ、その分だけ総支給額が低く見えることがあります。
また、日勤常勤で働けば夜勤手当はつきません。
逆に夜勤があり、基本給や賞与が高い病院なら、精神科でも高い年収になる可能性があります。
だから、
「精神科だから安い」
ではなく、
「どの給与項目で年収が作られているのか」
を見ることが大切です。
精神科1施設目と2施設目で、待遇はまったく違った
僕自身、この違いをかなり強く実感しています。
最初に働いた精神科病院は、入職当初は給料にも大きな不満はありませんでした。
ところが入職から半年ほど経ったころ、病院の経営母体が変わりました。
その後、医師・看護師・助手・事務などの退職が続き、職場環境は大きく変わりました。
そして約1年後には給与体系も変更。
基本給、賞与、手当が減りました。
昇給も非常に小さなものでした。
一方、現在の精神科病院は、
- 基本給
- 賞与
- 夜勤手当
- 昇給
- 年間休日
- 有休
- 残業
- 子育てへの理解
などを比較したうえで選びました。
結果として、同じ「精神科病院」でも待遇は大きく違いました。
僕の経験からも、「精神科の給料」を見るより「その病院の給与体系」を見ることの方が重要だと感じています。
精神科看護師が給料を上げるために確認したい5つのポイント
基本給を見る
僕がかなり重視しているのが基本給です。
月給が高く見えても、各種手当で上乗せされているだけの場合があります。
基本給は賞与や退職金などに影響することもあるため、総支給額だけではなく基本給を必ず確認します。
僕が以前働いていた病院では、基本給の昇給ではなく手当を増やす形の給与体系になったこともありました。
だからこそ、
「月給はいくら?」
だけでは不十分です。
賞与は「○か月」だけでなく何を基準に計算するかを見る
賞与5か月と書いてあれば魅力的に見えます。
でも、
何に対して5か月なのか
も確認したいところです。
基本給が低ければ、賞与○か月と書いてあっても想像した金額にならない場合があります。
また、過去の支給実績や変動も確認できるなら確認しましょう。
夜勤手当と夜勤回数を見る
精神科でも夜勤の有無・回数で年収は変わります。
僕の場合は現在、
1回14,000円 × 月5回程度
です。
夜勤手当が高くても、月に入れる夜勤回数が少なければ年収への影響は小さくなります。
反対に、夜勤回数が多ければ収入は増えますが、身体への負担も増えます。
夜勤は「いくら稼げるか」だけでなく、「その回数を自分が無理なく続けられるか」まで考えてください。
昇給を見る
転職時の給料だけでなく、長く働くなら昇給も重要です。
僕が経験した精神科病院の中には、昇給が非常に小さいところもありました。
入職時に給料が良く見えても、10年後までほとんど上がらないなら話は変わってきます。
可能なら、
- 昇給の有無
- 過去の昇給実績
- 基本給が上がるのか
- 手当が増えるのか
まで確認したいところです。
1つの病院だけで決めず複数比較する

僕は現在の病院へ転職するとき、3つの精神科病院を比較しました。
1つは給料が希望に合わず候補から外しました。
もう1つは、新しく建て直したばかりで体制が十分整っておらず、教育体制についても気になる情報がありました。
そこで最終的に現在の病院を選びました。
1つしか見なければ、その条件が良いのか悪いのか比較できません。
僕は最低でも複数の候補を比較することをおすすめします。
求人票で確認したい12項目
給料を比較するときは、年収だけを見るのではなく、次の項目を確認しています。
- 基本給
- 賞与
- 夜勤手当
- 昇給
- 有休取得率
- 年間休日
- 残業時間
- 各種手当
- 夜勤回数
- 退職金
- 福利厚生
- 病院の内部情報


「年収が高くても、年間休日が少なくて毎日残業なら、自分にとって“条件がいい病院”とは限りません。」
給料が高い=いい病院ではない
ここは僕がかなり伝えたいところです。
給料が高いから、いい病院とは限りません。
給料が高い代わりに激務という病院もあります。
高い給与でずっと求人を出しているなら、
「なぜこの条件でも人が定着しないんだろう?」
と考える視点も必要です。
もちろん、
「多少忙しくても、とにかく収入を増やしたい」
という人もいるでしょう。
それも一つの正解です。
大切なのは、自分が何を優先したいのかです。
僕の場合は、
給料だけでなく、
- 家族との時間
- 残業の少なさ
- 有休の取りやすさ
- 子育てへの理解
- 無理なく続けられる夜勤
- 職場の人間関係
まで含めて考えています。
今の病院では残業がほぼないため、仕事が終わったら家族との時間を持てます。
僕にとっては、それも「待遇」の一部です。
精神科病院を選ぶなら、求人票に載らない情報も重要

ここまで読むと、
「じゃあ求人票をしっかり比較すればいいんだ」
と思うかもしれません。
でも、もう一つ問題があります。
求人票には、
- 実際の有休消化率
- 本当の残業時間
- 離職率・定着率
- 職場の人間関係
- 患者層
- 教育体制
- 夜勤人数
- 子育てへの理解
- 病棟異動の頻度
などが十分載っていないことがあります。
僕自身、現在の病院を選ぶときは転職サービスも使って情報を集めました。
最初に登録した1社では欲しい情報が得られず、別のサービスも利用しました。
そこで詳しい内部情報を得られたことで、複数の病院を比較して納得して決めることができました。
給料だけでなく、患者層・教育体制・夜勤・職場環境まで含めて精神科病院を比較したい方は、こちらで詳しくまとめています。↓
転職するか決めていなくても、給与相場を調べるのはあり
僕は、転職サービスに登録したからといって、必ず転職する必要はないと思っています。
まず、
「自分の地域ではどんな精神科求人があるのか」
「今の給料は高いのか、低いのか」
「もっと条件の合う病院はあるのか」
を調べる。
そして比較した結果、
「今の病院に残る」
という結論になってもいいと思います。
転職することが目的ではなく、自分にどんな選択肢があるのかを知ったうえで働く場所を選ぶことが大切です。
自分の地域の給与・求人を比較してみる
求人票だけでは分からない給与条件や職場情報を確認したい場合は、看護師向け転職サービスを情報収集に利用する方法もあります。僕自身も複数のサービスから情報を集めて病院を比較しました。
🌟トラパパおすすめ看護師転職サービス3選
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精神科看護師の給料についてよくある質問
Q1.精神科看護師は一般科より給料が安いですか?
一概には言えません。
病院の基本給、賞与、夜勤手当、各種手当、経験年数などによって変わります。
厚生労働省の公的統計は看護師全体のデータなので、精神科という診療科だけで「高い・安い」と判断するより、候補となる病院ごとの条件を比較する方が実用的です。
Q2.精神科看護師で年収600万円以上は可能ですか?
可能なケースはあります。
実際に僕は現在、夜勤を月5回程度行い年収約650万円です。
ただし、これは僕個人の勤務条件であり、すべての精神科看護師が同じ年収になるわけではありません。
Q3.精神科看護師の給料を上げるには何を見るべきですか?
僕なら、基本給・賞与・夜勤手当・夜勤回数・昇給をまず確認します。
そのうえで年間休日、残業、有休、退職金なども含めて総合的に比較します。
Q4.給料が高い精神科病院を選べばいいですか?
給料だけで決めることはおすすめしません。
高収入でも残業が多い、休みが少ない、人が定着しないなどの可能性があります。
給与と働きやすさの両方を確認してください。

まとめ|精神科だから安いのではなく「どの病院を選ぶか」が重要
精神科看護師の給料について、
「精神科だから安い」
と一括りにする必要はありません。
厚生労働省の最新データでは、看護師全体の全国平均年収は524.7万円です。
一方、僕は現在の精神科病院で年収約650万円。
でも、以前働いていた精神科病院では経営母体が変わり、基本給・賞与・手当などが下がった経験もあります。
同じ精神科でも、病院が違えば条件は大きく変わります。
だから僕が転職するときに見るのは、
「精神科だからどうか」ではなく、「この病院で自分はどんな働き方ができるのか」です。
給料。
休日。
残業。
夜勤。
有休。
人間関係。
患者層。
教育体制。
子育てへの理解。
全部を100点にする病院は、なかなかありません。
だからこそ、
自分が人生で何を大切にしたいのかを決め、その条件に合う病院を比較することが大切です。
僕の場合、それは収入だけではなく、妻や3人の息子と過ごせる時間でした。
転職はゴールではありません。
自分が大切にしたい人生を守れる働き方を見つけるための、一つの手段です。

「給料も大事。でも、その給料をもらうために何を犠牲にするのかまで考えて、自分に合う病院を選んでほしいと思っています。」
次に「じゃあ実際に精神科病院をどう比較すればいい?」と思った方はこちらへ。

