「男性で看護師になるのはやめとけって本当?」
「女性ばかりの職場で、この先ずっと働けるのかな……」
「給料や結婚、40代・50代になってからの将来も心配」
そんな不安を抱えていませんか?
こんにちは!トラパパ@サバイバルナースです!🐾
僕は准看護師からスタートし、看護業界で20年以上、正看護師になってから18年以上働いてきた現役男性看護師です。
その間、転職は6回。
一般科、急性期、回復期リハビリ、精神科など、いろいろな病院を経験しました。
主任として働いたこともあります。
そして実際に、
「男性看護師として、このまま働き続けられるのかな」
と悩んだ時期もありました。
男性がほとんどいない病棟で孤独を感じたり、人間関係の板挟みになったり、仕事のストレスで円形脱毛ができたこともあります。
それでも40代になった今、僕の答えは決まっています。
男性だから看護師をやめる必要はない。でも、自分に合わない職場で無理を続ける必要もありません。
僕の場合、それに気づけたのは精神科へ転職してからでした。
ただし、
「男性看護師なら精神科へ行けばいい」
と言いたいわけでもありません。
この記事では、男性看護師として20年以上働き、6回転職した僕が、
- 男性看護師は本当に「やめとけ」なのか
- 男性看護師だからこそ感じたつらさ
- それでも看護師を続けて良かった理由
- 給料や将来性はどうなのか
- 精神科へ転職して何が変わったのか
- 男性看護師が後悔しない職場の選び方
を、最新の公的データと僕自身の実体験から解説します。

「もし今つらいなら、“看護師が合わない”と決める前に、“今の職場が合っていないだけじゃないか?”も考えてみてください。」
- 結論|「男性看護師はやめとけ」とは思わない
- 男性看護師はどれくらいいる?最新データでは8.6%
- なぜ「男性看護師はやめとけ」と言われるのか?
- 男性看護師の給料は低い?最新データから考える
- それでも僕が「男性看護師になってよかった」と思う理由
- 精神科へ転職して、男性看護師としての働きやすさが変わった
- ただし「男性看護師=精神科」ではない
- 男性看護師が後悔しない職場選びで確認したい6つのポイント
- 「男性看護師を辞めたい」と思ったら、最初に考えてほしいこと
- 転職するか決めていなくても、他の職場を知っていい
- 🌟トラパパおすすめ看護師転職サービス3選
- 男性看護師についてよくある質問
- まとめ|男性看護師をやめる前に「自分が活きる場所」を探してほしい
結論|「男性看護師はやめとけ」とは思わない
最初に結論です。
僕は20年以上男性看護師を続けてきて、
男性看護師になったことを後悔していません。
むしろ、看護師になったからこそ、
転職して環境を変えたり、結婚して家族を持ったり、働き方を見直したりしながら、今まで生活してこられました。
ただし、
「どこの病院でも男性看護師として働きやすい」
とは思っていません。
僕自身、職場によって働きやすさは大きく違いました。
だから「男性看護師はやめとけ」と検索している人に僕が伝えたい答えは、
男性看護師をやめるかどうかを考える前に、自分に合う職場で働けているかを考えてほしい。
これです。
男性看護師はどれくらいいる?最新データでは8.6%
まず、「男性看護師って実際どれくらいいるの?」を客観的な数字で確認してみます。
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、**2024年時点で看護師に占める男性の割合は8.6%**です。
つまり、男性看護師は珍しくなくなってきたとはいえ、今も看護師全体では1割未満です。
だから職場によっては、
「病棟に男性看護師が自分しかいない」
ということも十分あり得ます。
僕も経験しました。
ただ、この「8.6%」は看護師全体の数字です。
病院や診療科によって男女比は違うため、実際に働く職場の男女比を確認することの方が転職では重要だと僕は考えています。
📊 出典・参考資料
厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「看護師」
男性割合:8.6%(2024年現在)
出典元:令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況※病院・診療科ごとの男女比を示した数字ではありません。
なぜ「男性看護師はやめとけ」と言われるのか?
僕自身の経験からも、理解できる部分があります。
女性が多い職場で孤独を感じることがある

これは僕が一般病棟でかなり感じたことです。
病棟に男性看護師が自分だけ。
周りはほとんど女性。
もちろん、女性看護師だから人間関係が悪いという話ではありません。
実際、僕自身も多くの女性スタッフに助けてもらってきました。
問題は、
「自分と同じ立場の男性がまったくいない環境が、自分には合わなかった」
ということです。
何気ない雑談。
仕事の相談。
男性ならではの悩み。
同世代同士の話。
そういうものを共有できる相手がいないことに、僕は思っていた以上に孤独を感じていました。
大切なのは「女性が多いから悪い」ではなく、その男女比の職場が自分に合っているかです。
主任になって、人間関係の板挟みになった
回復期リハビリ病棟では主任も経験しました。
役職者になれば、当然いろいろな相談を受けます。
先輩から後輩への不満。
後輩から先輩への不満。
スタッフ同士の人間関係。
その間に入って調整することも増えました。
当時の僕は、かなり真面目に全部受け止めてしまっていました。
その結果、ストレスを抱え込み、円形脱毛ができたこともあります。
黒いスプレーで隠して出勤していました。

今なら、
「そこまでして働かなくてもよかったよな」
と思えます。
でも当時は、
「主任なんだから頑張らなきゃ」
「ここで逃げたらダメだ」
と思っていました。

「責任感が強い人ほど、“自分が我慢すればいい”って考えちゃう。でも、限界になるまで我慢する必要はありません。」
男性だからできないケアもある
男性看護師として働いていると、女性患者さんから、
「女性の看護師さんにお願いしたい」
と言われることがあります。
清拭や排泄、更衣など、ケアの内容によっては当然の希望だと思っています。
競合記事でも、女性患者から男性看護師による介助を断られる場合があることが、男性看護師特有の悩みとして挙げられています。
これは、
男性看護師として受け入れる必要がある部分
だと思います。
患者さんの希望や尊厳を優先し、チームで補い合えばいい。
逆に男性患者さんから、
「男性看護師の方が話しやすい」
と思ってもらえる場面もあります。
男女それぞれがいること自体が、チームの強みになると僕は考えています。
男性の先輩が少なく、将来をイメージしにくいことがある
20代のころは、それほど気にしていませんでした。
でも30代になって、
「40代になったらどう働く?」
「50代になったら?」
「ずっと病棟?」
と考えるようになりました。
男性看護師自体が少ない職場では、
自分より10歳、20歳上の男性看護師のロールモデルが身近にいない
ことがあります。
これも将来への不安につながります。
僕自身も、
「このままこの環境でずっと働くのかな……」
と考えました。
そして、その疑問が結果的に自分の働く場所を見直すきっかけになりました。
男性看護師の給料は低い?最新データから考える
「男が看護師になって、家族を養えるの?」
これも気になるところだと思います。
厚生労働省job tagに掲載されている令和7年賃金構造基本統計調査ベースのデータでは、看護師全体の全国平均年収は524.7万円、平均年齢は42.1歳です。
ただし、これは男性看護師だけの平均ではありません。
勤務先、地域、経験年数、役職、夜勤回数などによって実際の年収は変わります。
僕の場合、現在の精神科病院では、
- 年収:約650万円
- 月の総支給:約45万円
- 賞与:約5か月
- 夜勤:月5回程度
- 夜勤手当:1回14,000円
- 残業:ほぼなし
という働き方です。
ただ、これも「男性だから650万円」でも「精神科だから650万円」でもありません。
病院の給与体系・経験年数・夜勤・賞与などが組み合わさった僕個人の実例です。
「男性看護師は稼げない」と決めつけるより、どんな職場・条件で働くかを見る方が重要です。
それでも僕が「男性看護師になってよかった」と思う理由
ここまでデメリットを書きました。
でも僕は看護師になったことを後悔していません。
国家資格を持って働き続けられる
看護師資格を取得したことは、僕の人生の大きな土台になりました。
実際、僕は6回転職しています。
その中にはブラックだと感じた職場もあれば、経営母体が変わって職場環境が大きく崩れた精神科病院もありました。
それでも、
「ここがダメなら人生が終わる」
とは思わずに済みました。
資格と経験を持って、次の職場を探せたからです。
もちろん、いつでも希望条件どおりの仕事がすぐ見つかるとは限りません。
それでも僕にとって、看護師資格は働き方を変える選択肢を持つための大きな武器になっています。
働く場所の選択肢が多い
看護師が働く場所は病院だけではありません。
急性期、回復期、慢性期、精神科。
さらにクリニック、訪問看護、介護施設など、さまざまな選択肢があります。
僕自身、
「看護師という仕事そのものが嫌なのか」
それとも、
「今いる病院が嫌なのか」
を分けて考えることがとても重要だと思っています。
今の職場が合わないからといって、看護師という仕事そのものが合わないとは限りません。
僕自身がそうでした。
家族に合わせて働き方を考えられる
若いころの僕は、
「大きな病院で働きたい」
「経験を積みたい」
「認定看護師になりたい」
と考えていました。
でも結婚して子どもができると、優先順位は変わりました。
今の僕が大切にしたいのは、
家族との時間です。
仕事が終わって家に帰る。
妻や3人の息子と夕飯を食べる。
子どもの予定があれば休む。
僕にとって今は、そういう普通の生活の方が大切です。
看護師としてのキャリアも大事。
でも、
キャリアのために人生があるのではなく、自分の人生のために仕事がある。
今はそう考えています。
ただし、男性看護師になれば自動的に高収入になれるわけではありません。僕自身も、勤務する地域や病院、夜勤回数、役職、賞与によって年収が大きく変わりました。具体的な給与額や年収を上げる方法については、男性看護師の実際の年収と転職6回で分かった給料の上げ方で詳しく紹介しています。
精神科へ転職して、男性看護師としての働きやすさが変わった

僕にとって大きな転機になったのが、精神科への転職でした。
きっかけは妻の、
「トラパパ、精神科向いてるんじゃない?」
という一言。
当時の僕は、男性看護師が少ない環境でこの先ずっと働いていくことにも不安を感じていました。
そこで、
「精神科なら男性看護師も比較的多いし、一度やってみようかな」
と思いました。
実際に精神科へ移ってみると、僕にはかなり合っていました。
男性看護師が身近にいる。
男性同士で仕事の話もできる。
患者さんと時間をかけて関係を作る。
身体処置だけではない看護を考える。
僕は精神科で、
「自分が看護師として自然に働ける場所があったんだ」
と感じました。
ただし「男性看護師=精神科」ではない
ここは非常に重要です。
以前の僕なら、
「男性看護師なら精神科おすすめ!」
と強く言っていたかもしれません。
でも、精神科を2施設経験した今は違います。
僕には精神科が合っていました。でも、すべての男性看護師に精神科が合うわけではありません。
精神科にも、
急性期、慢性期、認知症、依存症、児童・思春期などさまざまな領域があります。
不穏・興奮時の対応もあります。
一般科とは違う知識も必要です。
そして僕自身、最初の精神科病院では入職後に経営母体が変わり、医師や看護師などの退職が相次ぎ、職場環境が大きく変わる経験をしました。
つまり、
精神科ならどこでも働きやすいわけではありません。
だから診療科だけでなく、病院選びが重要です。
男性看護師が後悔しない職場選びで確認したい6つのポイント

僕なら次に転職するとしても、少なくとも以下は確認します。
男性看護師の人数・男女比
男性看護師なら、これは確認していいと思います。
単純な人数だけではなく、
自分と同年代の男性看護師がいるか
も僕なら見ます。
同世代がいるだけでも相談のしやすさは変わります。
年齢構成
若手だけ。
ベテランだけ。
というより、僕は若手・中堅・ベテランがバランスよくいる職場を好みます。
いろいろな年代がいることで、意見や経験も偏りにくくなると感じるからです。
スタッフ同士の関係
病院見学では、スタッフ同士の会話をさりげなく見ます。
笑顔で自然に話しているか。
先輩に過剰に気を遣っていないか。
他職種とも普通にコミュニケーションが取れているか。
求人票では分からない部分です。
給料・休日・残業
僕は給料もかなり重要視します。
でも給料だけでは決めません。
基本給、賞与、昇給、夜勤手当、年間休日、有休消化率、実際の残業時間。
全部を合わせて考えます。
子育てへの理解
子どもがいる人なら、僕はかなり重要だと思っています。
子育て世代がどれくらいいるのか。
急な休みに対応してもらえるのか。
託児所や病児保育はあるのか。
僕自身、子どもの急な入院や体調不良で勤務を調整してもらった経験があります。
「お互い様だから」
と言ってくれる職場だったことに、本当に助けられました。
求人票に載らない内部情報
これが難しいところです。
求人票だけでは、
- 実際の残業
- 有休の取りやすさ
- 離職率・定着率
- 人間関係
- 男性看護師の人数
- 教育体制
- 病棟異動
- 子育てへの理解
までは分からないことがあります。
僕自身、現在の病院へ転職するときは3病院を比較しました。
最初に登録した転職サービスでは欲しい情報を持っていなかったため、別のサービスにも登録。
そこで詳しい内部情報を得て、最終的に今の病院を選びました。

「1社で情報がなかった=その病院の情報がない、とは限らない。僕は複数から情報を集めて比較しました。」
「男性看護師を辞めたい」と思ったら、最初に考えてほしいこと
すでに看護師として働いていて辞めたいと感じているなら、何が負担なのかを整理してみてください。
僕も急性期で看護師そのものを辞めたいと思いましたが、回復期へ転職してやりがいを取り戻した経験があります。
今の職場に残る・職場を変える・いったん離れる判断軸をまとめた記事です。↓
転職するか決めていなくても、他の職場を知っていい
僕は、
転職サービスに登録したら転職しなければいけない
とは考えていません。
今の職場がつらいなら、
「ほかにはどんな病院がある?」
「男性看護師が多い職場は?」
「給料は?」
「年間休日は?」
「残業は?」
と情報を集めてみる。
そして比較した結果、
「今の病院って意外と悪くないな」
と思ったなら、残る選択もありです。
逆に、
「こんな働き方もあるんだ」
と分かれば、それも大きな収穫です。
今の職場以外の選択肢を調べてみる
僕自身、6回目の転職では複数のサービスから情報を集め、3つの精神科病院を比較しました。今すぐ辞めると決めていなくても、給与・休日・男性看護師の人数・職場環境などを調べておくと、「今の職場に残るか、環境を変えるか」を判断しやすくなります。
🌟トラパパおすすめ看護師転職サービス3選
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男性看護師についてよくある質問
Q1.男性看護師になるのはやめた方がいいですか?
僕はそう思いません。
男性看護師として18年以上働いていますが、看護師になったこと自体は後悔していません。
ただ、職場によって男性看護師の働きやすさはかなり違うと感じています。
「男性だから向いていない」と判断する前に、今の診療科や職場環境が自分に合っているかを考えてみてください。
Q2.男性看護師は少ないですか?
厚生労働省job tagによると、2024年時点で看護師に占める男性の割合は8.6%です。
現在も看護師全体では1割未満ですが、実際の男女比は勤務先によって異なります。
Q3.男性看護師は結婚できますか?
職業だけで結婚できる・できないを判断することはできません。
僕自身は結婚して3人の子どもがいますが、これはあくまで僕個人の人生です。
「看護師だから結婚できる」とは言えませんし、「男性看護師だから結婚できない」と心配する必要もないと思います。
Q4.男性看護師は精神科に向いていますか?
性別だけで向き・不向きは決まりません。
僕自身は精神科へ転職して働きやすくなりましたが、精神科には精神科ならではの大変さや専門性があります。
興味がある人は、仕事内容や患者層を理解してから判断することをおすすめします。
Q5.男性看護師は40代・50代でも働けますか?
看護師には病院以外も含めさまざまな働き方があります。
ただし、年齢だけで将来を判断するより、体力、経験、家庭状況、希望する働き方などを踏まえてキャリアを考えることが大切です。
まとめ|男性看護師をやめる前に「自分が活きる場所」を探してほしい

僕は20年以上、男性看護師として働いてきました。
転職は6回。
ブラックだと感じる病院も経験しました。
主任として人間関係に悩んだこともあります。
円形脱毛ができるほど追い詰められたこともあります。
精神科病院の経営母体が変わり、職場環境が大きく崩れる経験もしました。
それでも、
看護師になったこと自体を後悔したことはありません。
むしろ転職を繰り返したから、
「自分には何が合わないのか」
そして、
「自分はどんな働き方をしたいのか」
が分かるようになりました。
40代になった今、僕が大切にしているのは、
仕事だけではありません。
妻との時間。
3人の息子との時間。
自分自身の人生。
その時間を守りながら、看護師として働き続けることです。
だから、「男性看護師はやめとけ」と検索してこの記事にたどり着いたあなたに、最後に一つだけ伝えたいです。
今の職場がつらいからといって、あなたの看護師人生すべてが間違っているとは限りません。
看護師を辞める。
今の病院に残る。
違う診療科へ行く。
別の病院へ行く。
どれが正解かは、人によって違います。
大切なのは、
自分が何を大切にして生きたいのかを決め、その人生に合う働き方を選ぶこと。
僕にとっては、それが精神科でした。
あなたにも、あなたに合う場所があるかもしれません。

「転職回数6回の僕が言うんだから間違いない、とは言いません。でも、“職場を変えたら看護師人生まで変わることがある”ということだけは、僕自身が経験してきたことなんです。」
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