【現役精神科看護師が語る】精神科慢性期看護師の仕事内容|1日の流れ・やりがい・大変なことを徹底解説

精神科慢性期病棟で患者さんと穏やかにコミュニケーションを取る男性看護師トラパパの仕事内容イメージ 精神科ナースのリアル

はじめに

トラパパ
トラパパ

「精神科って実際どんな仕事をしているの?という質問を本当によく受けます。今回は現役の精神科看護師として、私のリアルな1日を紹介します!」

こんにちは!トラパパ@サバイバルナースです!🐾

私は准看護師から看護師になり、急性期・回復期・療養・精神科など6回の転職を経験してきました。

現在は精神科慢性期病棟で働いています。

精神科へ転職を考えている方からよく聞かれるのが、

  • 「精神科看護師って何をするの?」
  • 「一般病棟と仕事内容は違うの?」
  • 「本当にゆっくり働けるの?」

という質問です。

ネットには精神科看護師の仕事内容を紹介した記事は多くありますが、実際に現場で働いている看護師のリアルな一日はあまり紹介されていません。

そこで今回は、現役精神科慢性期看護師の私が、実際の仕事内容や1日の流れ、やりがいや大変なことまで包み隠さずお伝えします。

※この記事は精神科慢性期病棟での経験をもとに執筆しています。精神科急性期病棟とは仕事内容が異なる部分があります。


精神科慢性期病棟とは?

精神科病院といっても、

  • 急性期病棟
  • 慢性期病棟
  • 認知症病棟
  • ストレスケア病棟

など、病院によって役割はさまざまです。

私が勤務しているのは精神科慢性期病棟です。

急性症状が落ち着いた患者さんが、病状を安定させながら生活能力を回復し、退院を目指す病棟です。

そのため、身体疾患の治療よりも、

  • 病状の安定
  • 服薬管理
  • 生活指導
  • 退院支援

が看護の中心になります。

精神科にも向き・不向きがあります。自分に合う職場か気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。


精神科慢性期看護師の日勤の仕事内容【1日の流れ】

9:00 出勤・申し送り

私は5〜10分前には病棟へ入ります。

一般病棟でよくある始業前の情報収集はありません。

トラパパ
トラパパ

「一般病棟時代は始業30分以上前に出勤して情報収集していました。精神科へ来た時は本当に驚きました。」

9時になると申し送りが始まり、15〜20分ほどで患者さんの情報を共有します。

その日の受け持ちはリーダー看護師が決定します。

保護室担当なら数名ですが、大部屋担当では10名程度受け持つこともあります。

ただし精神科は、

「担当患者だけを見る」のではなく、「病棟全体で患者さんを見る」文化があります。

困っている患者さんがいれば、スタッフ全員で自然にフォローする雰囲気があります。


午前はバイタル測定と患者さんの状態確認

申し送り後は各病室を回り、

  • バイタル測定
  • 排便状況
  • 睡眠状況
  • 表情や会話
  • 病状の変化

などを確認します。

精神科では「いつも通り」がとても大切です。

少し表情が暗い。

話す量が減った。

逆に妙にテンションが高い。

こうした小さな変化を毎日観察することも大切な仕事です。


OT(作業療法)の見守り

精神科慢性期病棟でOT(作業療法)を見守る男性看護師と患者さんの様子

午前中はOT(作業療法)が始まります。

病棟によって内容は異なりますが、私の病棟では、

  • ラジオ体操
  • 趣味活動
  • カラオケ
  • ボッチャ
  • モルック
  • 映画鑑賞
  • YouTubeで好きな音楽鑑賞

など、その日のプログラムに合わせて行われます。

OTスタッフが中心となって進め、病棟スタッフは見守りやサポートを担当します。

トラパパ
トラパパ

「映画の日は私まで一緒に夢中になってしまうことがあります(笑)」


保護室の環境整備

OT中には保護室の掃除も行います。

もちろん掃除だけではなく、

患者さんの様子を確認しながら安全に行います。

精神科では環境を整えることも看護の一つです。


昼食・配薬

昼食前には患者さんの点呼を行います。

閉鎖病棟では散歩時間も決められているため、患者さんは決められた時間内で散歩を行い戻ってきます。

昼食後はいよいよ配薬です。

ここは精神科看護師が最も慎重になる仕事の一つです。

精神科治療の中心は薬物療法だからです。

私は必ず

  • 正しい患者
  • 正しい薬剤
  • 正しい用量
  • 正しい投与経路
  • 正しい時間
  • 正しい目的

という6Rを意識しています。

配薬は必ず看護師2名でダブルチェックを行い、安全第一で実施しています。

内服薬だけでなく、LAI(持効性注射剤)を使用する患者さんもいます。


昼休憩

精神科では昼休憩も交代制です。

私の病棟では1時間しっかり休憩できます。

患者さんにも「今は休憩です」と伝えられる文化があります。

患者さんも理解してくださる方が多く、

職員も安心して休憩できます。

トラパパ
トラパパ

「急性期では考えられませんでしたが、患者さんも『ゆっくり休んできてね』と言ってくれることがあります。」


午後は患者さんとの時間

精神科慢性期病棟で患者さんと散歩しながら会話する男性看護師トラパパ

午後は記録を書きながら、

  • 患者さんと話す
  • ケアを行う
  • カンファレンス
  • 生活指導
  • 一緒に散歩

などを行います。

医療保護入院の患者さんで一人では散歩できない方とは、一緒に病院敷地内を歩きます。

ジュースを飲みながらベンチで話すこともあります。

不思議なことに、病棟内では話さなかった患者さんも、

外へ出ると自然に本音を話してくれることがあります。

入院前のこと。

退院後にやりたいこと。

家族のこと。

将来の目標。

そうした何気ない会話も、精神科看護では大切な看護の時間です。


ラジオ体操・小休憩

午後の散歩時間終了後には点呼を行い、

ラジオ体操を流します。

運動不足になりやすい患者さんも多いため、参加を促します。

その後は職員も交代で小休憩を取り、

残務整理を行います。

リーダー看護師は16時30分頃から夜勤者へ申し送りを開始します。


17時 定時退勤

私の職場では基本的に残業はありません。

17時になれば日勤スタッフは帰宅します。

始業前残業もありません。

この働き方は、家族との時間を大切にしたい私にとって大きな魅力です。

「精神科の働き方が気になったら、求人を見てみませんか?」

精神科病院でも仕事内容や残業、有給取得率は病院によって大きく異なります。

「自分にも合う職場があるかな?」

そんな方は、まず無料で求人を見てみるのがおすすめです。

🌟トラパパおすすめ転職サイト3選


精神科看護師だからこそ経験できる仕事内容

患者さんとオセロや将棋をする

精神科では患者さんと

  • オセロ
  • 将棋
  • 麻雀

を楽しむスタッフもいます。

一般病棟では想像しにくいかもしれません。

でも、こうした時間も患者さんとの信頼関係を築く大切な看護です。

トラパパ
トラパパ

「オセロや将棋をしながら笑い合える時間も精神科ならではですね。」


生活指導が退院につながる

精神科では退院後の生活を見据えた支援も重要です。

例えば、

  • お金の管理
  • 洗濯
  • 薬の管理
  • 睡眠
  • 病状管理
  • クライシスプラン

などを患者さんと一緒に考えていきます。

退院先が自宅なのか施設なのかによっても内容は変わります。


精神科看護師のやりがい

精神科慢性期病棟で服薬カレンダーを使って生活指導を行う男性看護師

私が一番嬉しかった出来事があります。

ある患者さんは、

家族による服薬管理がうまくいかず病状が悪化し、入院されました。

退院後は本人自身が薬を管理できるようになる必要がありました。

そこで、

  • 服薬カレンダー
  • 薬の必要性
  • 頓服薬の使い方
  • クライシスプラン

を一緒に練習しました。

主治医とも相談し、LAIへの切り替えも行いました。

無事に退院されたあと、

外来で会った患者さんが笑顔で、

「今でも服薬カレンダー使っています。」

と話してくださいました。

トラパパ
トラパパ

「この言葉を聞いた時は本当に嬉しかったです。看護師をやっていて良かったと思える瞬間でした。」

精神科看護は、

病気だけを見る仕事ではありません。

患者さんが退院後も安心して生活できるよう支える仕事です。


精神科看護師で大変なこと

もちろん楽なことばかりではありません。

患者さんによっては、

  • 易怒性
  • 興奮
  • 大声
  • 暴言

などがみられることもあります。

しかし私の病院では、

  • マニュアル整備
  • 複数スタッフ対応
  • 緊急コール

など安全対策が整っています。

一人で対応することはありません。

女性スタッフも安心して働ける環境づくりがされています。

精神科は「楽」と言われることがありますが、実際にはメリットだけではありません。私が現場で感じたリアルはこちらの記事で詳しく紹介しています。


私が精神科で一番好きな時間

私が一番好きなのは、

患者さんとゆっくり話せる時間です。

「今日はこの患者さんと散歩に行こう。」

「今日は委員会の仕事を終わらせよう。」

そんなふうに、自分で時間を組み立てられる余裕があります。

トラパパ
トラパパ

「今日は患者さんと散歩へ行こう。そんな時間の使い方ができるのが私は好きです。」

急性期病院の頃のように、

「次はこれ!」

「急いで!」

という毎日ではありません。

時間に追われるのではなく、

患者さんと向き合える時間があります。

そして、

患者さんと相談しながら決めた生活目標が達成できた時。

退院した患者さんが元気に生活していると聞いた時。

私は心から、

「看護師を続けてきて良かった。」

と思えます。

働きやすさだけでなく、実際の給料も気になる方は、こちらの記事で私のリアルな給与事情を紹介しています。


まとめ

精神科慢性期看護師の仕事内容は、

薬を配るだけでも、

見守るだけでもありません。

患者さん一人ひとりの生活に寄り添い、

退院後の人生まで一緒に考える仕事です。

もちろん精神科にも、

急性期・慢性期・認知症病棟などさまざまな働き方があります。

仕事内容や忙しさは病院によって大きく異なります。

だから私は、

「精神科がおすすめ」ではなく、「自分に合う職場を見つけることが大切」だと考えています。

もし今、

忙しさや人間関係、働き方に悩んでいるなら、一度他の病院の求人を見てみるだけでも新しい発見があるかもしれません。

トラパパ
トラパパ

「私も6回転職して、ようやく自分に合う職場へ出会えました。転職は『辞めるため』ではなく『自分らしく働くため』の選択肢です。」


「あなたに合う職場は精神科かもしれません。でも答えは求人を見ないと分かりません。」

精神科へ転職し自分に合う職場で働くことで家族との時間を大切にできる男性看護師トラパパの未来

もし今の職場に違和感があるなら、一度求人を見比べてみるだけでも新しい発見があります。

私自身、6回転職して今の職場に出会いました。

精神科だから良かったのではありません。

「自分に合う職場だった」

それが一番大きかったと感じています。

🌟トラパパおすすめ転職サイト3選

🌟トラパパのプロフィールはこちら

タイトルとURLをコピーしました